ヘアーブラシにはいくつかの種類があり、それぞれ特徴があります。
特徴を知り髪質、場面にあった物を使い分けると良いでしょう。
ナイロン製のブラシ
ナイロンとは、主に石油を原料とする「ポリアミド」とよばれる合成樹脂から作られた繊維であり摩擦に強く、軽い素材です。
メリット・・・熱や化学薬品にある程度の耐性があるので気軽に使え、ドライヤー中に髪を乾かしながらとかせます。比較的安価です。
デメリット・・・毛足(ブラシの長さ)や密度が高いものは髪が絡まりやすいので切れ毛が気になる人は注意が必要です。また、乾燥した季節は静電気がおきやすいです。
猪毛 豚毛などの天然素材
地肌に優しいのでシャンプー前やマッサージ目的で使われることや、毛足の短いものは、アップスタイルなどでフィニッシングブラシとして艶出し目的で使います。
猪毛・・・毛一本一本がしっかりしているので、ボリュームのある髪でも根元までしっかりとかせます。 適度な油分や水分が含まれているので静電気を抑えることができます。
豚毛・・・ヘアブラシに使われている毛の中でも特に柔らかく、髪への負担を抑えてくれる。
軟豚毛・・・さらに柔らかい毛のブラシを使いたい場合、白豚毛と黒豚毛を混ぜ合わせた「軟豚毛」があります。
メリット・・・天然素材なので適度な油分が含まれていて、ツヤ出し効果があります。人間の髪と同じタンパク質でできているので、静電気が起こりにくく正しく手入れをし、使い込むことで使い手に馴染んできます。
デメリット・・・天然素材である為、メンテナンスにやや気を使う必要があります。
メープル・オークル・竹などの木製
木製のクッションブラシは、絡まりをとかしたり頭皮の血行促進の目的でシャンプー前やマッサージで使われることが多いです。
ピン(毛)が木製である為、ピンどうしの隙間が広いので髪が絡まりにくいです。
適度な油分が含まれているので静電気を抑えてくれます。
メリット・デメリット・・・天然素材のため猪毛 豚毛と同じです。木製は落とすとピンが欠けてしまう事もあります。